・・・様似では・・・

................5月”桜”の季節.....家の前.......

しかし様似の生産農家の考えはまだ”宝交早生”でもいけるという思いから抜けきれないようだ。つい最近まで,先進地視察の選定についても、「作型(従来の土耕・従来の品種)の同じ所を視察するのでなければ意味がない」と主張して譲らない者もいる有様、まさに”鎖国”であった。

指導的立場にある農協も、当地は競走馬の産地でもある関係で”イチゴ”には手が回らない事情も判るが。売り上げが落ちた(後述する)のは農家も農家、なら農協の更なる指導力が今こそ待たれるのではないだろうか。最近は大手の出荷先である札幌中央市場でも”宝交早生”は不評だ。

町民(地元消費者)に、よりうまいイチゴを食べさせたい、・・「こんなにもうまいイチゴもあるんだよ」・・と語り合いながら、うまいイチゴ作りに様似の生産者共々前向きに進みたい。お客様(消費者)は”王様”である、・・・王様には一番うまいイチゴを食べさせたい

町民(消費者)に聞かれる、「今の時期に苺って採れるんですか?」と、考えて見るとなるほど出荷は札幌市場にであるからか。地場の産物は地元消費者に提供するのが原則ではないか、考えるこの頃である。
ちなみに当園は、出荷の一部を地元農協の店舗にて販売もしている。
また町役場職員の中に、町内で今時期に苺採れるのを知らない職員が居る事を知って吃驚した。
PR不足かも知れないが地元特産品と認識もしていない職員も居るとしたら町そのものの関心が薄い表れではないか、知ろうとすればいくらでも・・・それが職員の仕事でもあるはず。
消費者・・生産者・・農協・・行政は一体となっていなければならないはずがこのありさま。
我々農民(生産者)の責任でもあるのかも知れない。

H17年1月 台風に津波・地震・1月は近年にない大雪で終わった。
苺生産者は一名増えたものの二戸は撤退気味だ、地元販売組と札幌市場販売組が分かれていて、その接点で地元組が札幌組の地元出荷を拒むと言う、何とも人間臭い部分出てきて人間関係までおかしくなってきた部分も感じる。産地の伸びがいまいちはかばかしくない。
品種も地元市場組は”宝幸早生”、札幌市場組は順次”とちおとめ”に切り替えてはいるものの前述したように、地元組と札幌組が同じ振興会に同居している為か、研修もバラバラ状態みたいである。
・・・これは”独断と偏見”を前に置いての話である・・・、今後様似が産地として延びるための課題かも知れない(ちっちゃな悩みである)。
同じJAの中で”ひだか東”が昨年から浦河町向別地区に”農業法人・グリーンサポート”を立ち上げて苺を生産中だし、同じ町内でも5名が生産組合を作り道補助を受けこれも健闘中だ、
品種は昨年は”君の瞳”、主な出荷先は東京方面、今年は”さがほのか”を作付けする組もいるとか。

H18年4月 今年は史上まれに見る寒波、20日頃まで北海道北部は寒波と雪に見舞われた。
組合員に向けて立ち上げた”グリーン・サポート”、引き受け手(組合員)がいなくてJAが直営みたいに運営している。見通しが甘かったのか?それとも想定内なのか、一日も早く農家自ら運営しなければ施設が泣く・・これも独断と偏見かな?・・・、組合員の為にと苦労しているJAも大変だが。

H18年8月 これも苦言になるかもしれないが、当地でJAや日高支庁のうたっている複合経営にのってある農家、アスパラを100坪程作つけた、初めてなので前述の奨励・・講習も受けて2年後(アスパラは収穫は2年後から)地元のA・コープに持って行ったら20キロ程離れた選別場に持って行けと言われたそうだ、でなければAコープでは売れないと言う事らしい。
2キログラムか3キログラムのアスパラを・・・早く言ってくれれば作らないのにとぼやいていた、結局販売したのは初物の2キログラムだけ、あとは腹いせに近所に配った、今は其のほじょうは放棄状態だ。
JA本所にも言ってないし営農部も知らないだろう・・見回ってもいない、だから波風は立っていない、これもちょっぴりした現実である、大きく言えば全国農家の置かれている現実と言ったら大袈裟だろうか。
頼れるものは自分だけだと知っていても、ついついJAや指導機関・行政に頼ってしまうのに、心が寒い。

H20年12月 市場の横暴ぶり
7月に、カビのついたパックがあったらしくてパック当たり100円程値下げされた。
大変だという事で次回から特に吟味して出荷する、・・・当然のことだが・・。
ところが1ヶ月経っても2ヶ月経っても一向に価格が回復しない。
もう半年経とうとしているが理由も説明されない、その後仲間も出し始めたがキロ単価12月4日で1590円
に対して1000円である。
お世話になっているから其のうち上げてくれるのだろうが、”百性殺すに刃物はいらぬ”か・・・・。

H22年6月 当園は四季なりいちご”スズアカネ”を半分以上の作付けに踏み切った。
”サガホノカ”の作付けは3棟10アールに方向変換した、
頑張らねば・・・。

H23年8月9日 今年も”スズアカネ”の収穫盛り、様似では作付け農家が2戸増える。
浦河のある農家では昨年反集が900万にもなったと言う。
様似と浦河合わせて今年は14戸撰果はJA本所での機械選別だがパートさんや営農部の職員さんも頑張っているようです。

H26年6月 3年程で様似のイチゴ栽培もがらりと変わる、品種も”けんたろう”(普通栽培)と前記の四季なり”スズアカネ”の2種となる。栽培農家も新規栽培者も増え、また選果場も今までのから旧浦河卸売市場に移転して更に便利になる。
栽培法も”スズアカネ”はベンチ(高床栽培)になり体への負担も格段になくなる、が設備投費が100坪ハウス1棟当たり改造費が100万円ぐらいかかった。加えて昨年は”白蝋果”が大量に出て収益に大きく響いた、技術なのか天候なのか・・・今年はそうならないこ事を祈るばかりです。


戻る                          

inserted by FC2 system